1767人のオーディションから選ばれたトミー・バストウさんがヒロインの夫役を務める「ばけばけ」。「SHOGUN 将軍」での演技は印象的でしたが、朝ドラでの日本語での演技は本当に楽しみです。
ばけばけのヒロインは髙石あかりさん。第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を獲得している実力派でありながら、朝ドラヒロインとしては新鮮な驚きがありました。
この記事では、「ばけばけ」の豪華キャスト陣を、役どころから演技の見どころまで詳しく解説していきます。
【主演】髙石あかり(松野トキ役)|朝ドラヒロインの新星
基本プロフィールと経歴
小泉セツをモデルとした、主人公・松野トキを演じる髙石あかりさん。22歳という若さでありながら、既に映画界で高い評価を受けている実力派女優です。
髙石あかりプロフィール
生年月日:2002年12月19日(22歳)
出身地:宮崎県
身長:158cm(推定)
主な代表作:「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ、「ゴーストキラー」「アポロの歌」
役どころ:松野トキ(小泉セツがモデル)
没落士族の娘・小泉セツがモデルのヒロイン・松野トキとして登場します。明治時代の松江を舞台に、外国人の夫と共に怪談を愛し、文化の架け橋となっていく女性を演じます。
実在の小泉セツさんは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻として知られており、夫の日本文化理解に大きな貢献をした女性。ドラマでは「松野トキ」として、その波乱万丈の人生が描かれます。
演技の注目ポイント
クランクイン時のコメントで「こんな朝ドラ見たことないと思わず笑ってしまうシーンも多く」と話している通り、コメディ要素の強い作品になっているようです。
「第15回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞」を受賞している実力派だけに、明治時代の女性の強さと優しさをどう表現してくれるのか、非常に楽しみです。
【相手役】トミー・バストウ(ヘブン役)|国際色豊かな夫役
プロフィールと経歴
英国出身の俳優トミー・バストウが、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとしたヘブンを演じます。
役どころ:ヘブン(小泉八雲がモデル)
世界を転々とした末に日本にやってきた外国人として描かれるヘブン。実在の小泉八雲同様、日本の怪談や文化に深い関心を持つ人物として登場します。
明治時代の国際結婚という、現代では想像もつかないほど困難だった状況を、トキと共に乗り越えていく姿が描かれるはずです。
演技への期待
朝ドラで外国人俳優がレギュラー出演することは珍しく、しかも日本語での演技となると相当な挑戦です。「SHOGUN」とは全く違った温かい人物像を、どう表現してくれるのか注目が集まります。
【重要キャスト】吉沢亮(錦織友一役)|秀才英語教師の魅力
役どころと物語での位置づけ
松江随一の秀才と呼ばれる英語教師。ヘブンを公私にわたりサポートし、トキとも深く関わっていく重要人物として登場する錦織友一役。
髙石あかりさん演じる主人公・松野トキと、トキの夫・ヘブンの人生に大きな影響を与えるという設定からも、単なる脇役ではない重要な役柄であることがわかります。
吉沢亮の魅力と期待
朝ドラ出演は初めてではありませんが、今回は英語教師という知的な役柄。これまでの”国宝級”イケメン俳優というイメージとは違った、教養ある大人の男性像を見せてくれそうです。
明治時代の教師という設定も、現代とは全く違った教育環境の中で、どんな人物像を見せてくれるのか楽しみですね。
【家族役】池脇千鶴・岡部たかし|トキの両親役
池脇千鶴(松野フミ役)|支える母親像
トキの母。苦しい生活の中でも、家族を優しく支える松野フミ役を池脇千鶴さんが演じます。
池脇さんといえば、子役時代から活躍している実力派女優。母親役としての温かい演技に期待が高まります。没落士族の妻として、困窮する中でも家族を支える強い女性像を表現してくれるでしょう。
岡部たかし(松野司之介役)|波乱万丈の父親
トキの父。武士から事業家に転身するも失敗し、家族を貧乏のどん底に突き落としてしまうという難しい役どころ。
明治時代の激動の中で、武士という身分を失った男性の苦悩と挫折を描く重要な役割。岡部たかしさんの演技力が問われる役柄です。
【旅館経営夫婦】生瀬勝久・池谷のぶえ|温かい見守り役
生瀬勝久(花田平太役)|朝ドラ6度目の出演
松江でヘブンが寄宿することになる花田旅館の主人。しじみ売りに訪れるトキとも親しく、あたたかく見守る。人情味はあるが、つい余計なひと言で波風を立ててしまうことも。
『純ちゃんの応援歌』『まんてん』『べっぴんさん』『おちょやん』『ブギウギ』と朝ドラ常連の生瀬さん。今回は旅館の主人として、主人公夫婦を支える重要な役割を担います。
「花田旅館のシーンが、『ばけばけ』の中で一服の清涼剤になればと思います」というコメント通り、ドラマの中でホッとできる存在になりそうです。
池谷のぶえ(花田ツル役)|女将としての温かさ
花田旅館の女将(おかみ)。トキのことをとても可愛がっている。カラッとしたたくましさが、トキの心の支えとなる花田ツル役。
『瞳』『ひよっこ』『半分、青い。』と朝ドラ出演経験も豊富な池谷さん。旅館の女将として、トキとヘブンを温かく見守る母性的な存在を演じます。
【新顔・話題キャスト】注目の脇役陣
岩崎う大(かもめんたる)|お笑い芸人の朝ドラ初挑戦
「かもめんたる」う大は初出演に歓喜ということで、お笑い芸人から朝ドラ初出演となる岩崎う大(いわさき うだい)さん。どんな役柄で登場するのか、詳細はまだ発表されていませんが、コメディ要素の強いドラマだけに活躍が期待されます。
その他の注目キャスト
北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス、板垣李光人、堤真一、佐野史郎、小日向文世など、豪華キャスト陣が脇を固めています。
特に堤真一さんや小日向文世さんといったベテラン勢の存在は心強く、ドラマ全体の格を上げてくれそうです。
【キャスティングの妙味】なぜこの配役なのか
実力派と新人のバランス
髙石あかりさんという新星と、吉沢亮さんや生瀬勝久さんといった実力派のバランスが絶妙です。新しい風を吹き込みながらも、安定した演技力でドラマを支えるという理想的な配役だと思います。
国際色豊かなキャスティング
トミー・バストウさんの起用により、本格的な国際色を打ち出した朝ドラになっています。明治時代の国際交流という時代背景にもぴったり合致していますね。
コメディとシリアスのバランス
クランクイン後の会見で、髙石あかりさんが「こんな朝ドラ見たことないと思わず笑ってしまうシーンも多く」とコメントを残したことからもわかるように、コメディ要素が強い作品。生瀬勝久さんや岩崎う大さんといった、コメディに定評のあるキャストの起用も納得です。
【演技の見どころ】各キャストの注目ポイント
髙石あかりの成長物語
朝ドラヒロインとしては比較的無名からのスタートとなる髙石さん。半年間で女優としてどう成長していくのか、その過程も楽しみの一つです。
トミー・バストウの日本語演技
外国人俳優の日本語での朝ドラ出演は珍しく、どの程度自然な日本語を話せるのか、また日本の視聴者にどう受け入れられるのかが注目ポイントです。
吉沢亮の新境地
知的で落ち着いた英語教師役への挑戦。新しい吉沢亮の魅力を発見できそうです。
【相関図から読み取れること】人間関係の妙味
公開されている相関図を見ると、トキとヘブンを中心とした人間関係が複雑に絡み合っているのがわかります。
錦織友一(吉沢亮)が重要人物なことから、三角関係的な要素もあるのかも?
旅館の花田夫婦が重要な位置にいることからも、この旅館が物語の重要な舞台になることが予想されます。
【まとめ】2025年秋、朝の時間が楽しみになるキャスト陣
「ばけばけ」のキャスト陣を詳しく見てきましたが、本当に期待が高まる顔ぶれが揃いました。
特に注目したいのは次の4点。
髙石あかりの朝ドラヒロインとしての成長
トミー・バストウの日本語での演技挑戦
吉沢亮の新しい魅力発見
生瀬勝久ら朝ドラ常連組の安定感
小泉八雲と小泉セツ夫妻をモデルとした怪談にまつわる朝ドラ「ばけばけ」。皆さんも一緒に「ばけばけ」の世界を楽しみましょう!




